大切なお知らせ
【浄國寺会場の会期短縮について】
浄國寺会場は、開館期間が、本日10/15土、16日、の合計2日間のみとなってしまいました。浄國寺の母家の玄関にて、松田壯統の映像作品を展示しております。また16日の13時よりこの浄國寺から出発する展覧会鑑賞者ツアーを開催いたしますので、ぜひご来場ください。(他会場は10/23日まで会期中無休で会館いたします。)今回の展覧会では、本堂ではなく、母家の玄関(下寺町の大火から焼け残った天井高約8m!の大空間)にて、松田壯統が映像作品を展示いたします。普段も使っている玄関のため会期が極端に短くなってしまいました。この数年間変わらずご協力いただいた浄國寺様にこの場を借りて御礼申し上げます。
【あべのハルカス会場の作品設置場所について】
17階のチャオプレッソ内のテーブル上に、カフェのポップと擬態した形で、笹原晃平の小作品が展示しております。ゆっくりと鑑賞されたいかたはカフェにてご注文をいただきお過ごしください。また会館時間はカフェ開店時間と同様になります。ロビーではパネル展示も行なっております。
最新情報
2022.10.15 | 浄國寺会場は10/15(土),16(日)計2日間のみの開場となりました。 |
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2022.10.13 | 一般参加者様向けのツアーを10/16(日)に開催いたします。 |
2022.10.11 | 浄國寺会場は10/15(土),16(日),22(土),23(日)の計4日間のみの開場となります。お気をつけてご来場くださいませ。 |
2022.10.4 | メディア関係者様むけのプレスツアーを開催いたします。 |
2022.9.23 | ウェブサイトをリニューアルしました。 |
2022.9.22 | 第3弾プレスリリースが発表されました。(PDF) |
2022.9.19 | 兼子裕代氏のワークショップが無事に終了いたしました。 |
2022.9.9 | 第2弾プレスリリースが発表されました。(PDF) |
2022.9.1 | 兼子裕代氏によるワークショップを開催いたします。 |
2022.8.23 | 第1弾プレスリリースが発表されました。(PDF) |
2022.8.20 | 公益財団法人野村財団の芸術文化助成事業に採択されました。(外部サイト) |
メディア掲載
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プレスリリース
第3弾 | 2022.09.22 (PDF) |
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第2弾 | 2022.09.09 (PDF) |
第1弾 | 2022.08.23 (PDF) |
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ABOUT
企画趣旨
上町台地アートワークス実行委員会は、大阪市天王寺区を中心とする「上町台地」をテーマとした、複数アーティストによる地域調査・地域介入の結果を一堂に集め公開する現代美術展を開催いたします。
上町台地とは、最北端に大阪城、最南端に住吉大社をおき、標高8~20mほどの高台になっている地域を指します。ここでは、大阪市の大部分が海底にあった太古から人々が集住し、特に古代から中世にかけて大阪の文化の集約が見られ、それにともない多彩で豊かな人々の営みが行われてきました。今でもその中心地には、日本で最初の官寺である四天王寺と、日本で一番の高層ビルであるあべのハルカスを、わずか1km圏内に隣接させるという古今が渾然一体となった景観を育んでいます。
このような特異な場所において、アーツサポート関西に設けられた「上町台地現代アート創造支援寄金」からの助成を受けたアーティストの制作やリサーチ活動が2018年以降、継続的に繰り広げられてきました。それらの取り組みの総体を、この2022年10月、一つの節目として、広く一般のみなさまに公開いたします。
展覧会コンセプト
大阪の上町台地ではこの数年、その特異な文化史へ呼応する形で、アーティストによる表現の実践が行われてきました。それらは、太陽の塔から続く巨大シンボル彫刻や、社会実装などのアートイベントや、大規模アートフェアといった、昨今の大阪で隆盛するアート企画とは全く異なるものです。この文脈を「あったかもしれない小説」(=オルタナティブ・ロマン) と位置付け、彼女/彼らが表現を通して史実や土地とどのように向き合ったかに迫る展覧会を目指します。
(本展覧会キュレーター:笹原晃平)
開催概要
オルタナティブ・ロマン
– 大阪・上町台地をめぐる現代美術展 –
参加アーティスト
兼子裕代
笹原晃平
松田壯統
Yukawa-Nakayasu
葭村太一
会期
2022年10月12日(水) ~ 23日(日)
13:00 – 18:00
会期中無休・入場無料
会場
阪口楼
旧住友吉左衛門茶臼山本邸土蔵
旧黒田藩蔵屋敷長屋門
あべのハルカス
浄國寺
主催
上町台地アートワークス実行委員会
上町台地アートプロジェクト実行委員会
共催
和宗総本山四天王寺
一般財団法人大阪地域振興調査会
大阪市立美術館
助成
アーツサポート関西
公益財団法人野村財団
プロジェクト・マネージメント
山本正大(少年企画、Birds)
佐藤真理
メインビジュアル・デザイン
鈴木大義
キュレーション
笹原晃平
WEB
ARTISTS
参加作家
兼子裕代
青森県生まれ。現在カリフォルニア州オークランド在住。明治学院大学文学部フランス文学科卒業後、会社員を経て、1998年頃より写真家として活動。2003年サンフランシスコ・アート・インスティチュートに留学、2005年同校写真科修士課程修了。2009年家族の入浴を撮った「センチメンタル・エデュケーション」でサンタフェ写真賞受賞。2020年歌う人のポートレート・シリーズ「アピアランス」刊行(青幻舎)。2022年写真の会賞受賞。
笹原晃平
東京都生まれ、大阪府在住。東京芸術大学美術学部先端芸術表現科卒業。周辺環境への取材とその場の関係性の構築から出発し、インスタレーション作品制作および展覧会企画をするアーティスト。主なキュレーション展に、2012年『アーキテイルズ』(Do a Front, 山口)、2017年『スポンテイニアス・ビューティー』(京都芸術センター, 京都)、2022年『千島土地コレクション展 – TIDE 潮流が形になるとき -』(Kagoo・千鳥文化・クリエイティブセンター大阪, 大阪)などがある。FRAC Grand Large(フランス)に作品所蔵。
https://arahasas.com
松田壯統
1982年兵庫県生まれ。2009年 東京芸術大学大学院 美術研究科 先端芸術表現専攻修了。 2017-18 ポーラ美術振興財団 在外研修員としてアイルランドに滞在。2019-21 文化庁新 進芸術家海外派遣制度研修員としてポーランドに滞在。地震により倒壊した家、そこに差し込んだ光を新しく生まれた光ととらえ、象徴が明滅するような儀式・空間を構築、失ったモノへのアプローチを行う。家・太陽・魂などに潜り込み、新しい光や祈りをみえない生命の流れとして刻んでいく。2019 年ポーランド日本国交 100周年の展覧会 (京都・ポーランド) に参加。
Yukawa-Nakayasu
1981年大阪府生まれ。 歴史や習俗や習慣をもとに、社会や身体、日常に内在している営為や現象を視覚化する作品を制作。特に、近年では「生命の循環」まで視野を広げ、生命の営みとその現象との相互関係に着目している。近年の展覧会では、『Dear』(2022, 飛田会館, 大阪 )などがある。また2019年からアートハブ TRA-TRAVELを立ち上げ、2020年『ポストLCC時代の 』(京都芸術センター)などの展覧会をプロデュースする。
葭村太一
1986年兵庫県生まれ。日常に溶け込んでしまった“痕跡”に焦点を当て、その奥に存在するであろう目には見えない不確かな部分から作品を制作している。忘却し消えゆくものの時間を保存し、時間感覚の本質を問いかける。主な展覧会に、2021 年個展「Imitation or mimic」(千鳥文化ホール、大阪)、2020年個展「REACTION」(VOU、京都)、2019年「六甲ミーツ・アート 芸術散歩 2019」(記念碑台、兵庫)など。2020年から大阪北加賀屋にあるシェアスタジオ「Super Studio Kitakagaya」を拠点に活動。
PLACE
会場
元料亭
①阪口楼
聖徳太子創建と伝えられる黄檗宗和気山邦福寺の境内で普茶料理を提供してきた場所に、大阪難波の花街で創業した「南地大和屋」の分家として、1969年に料亭阪口楼を創業。以降城山三郎や司馬遼太郎などが逸話を書き、大隈重信、吉田茂、大野伴睦、池田勇人といった日本の政財界の重鎮が集った。2020年に料亭を閉業し、現在はその優美な佇まいを生かし、撮影ロケ地や公演/練習場として利用されている。本企画により初めて現代美術領域で公開される。
[ 所在地 ]
大阪府大阪市天王寺区茶臼山町1−30
JR天王寺駅、谷町線天王寺駅、徒歩5分
倉庫
②旧住友吉左衛門茶臼山本邸土蔵
現在大阪市立美術館のある天王寺公園北側敷地は、かつて古墳や寺院や田畑が点在する静かな郊外であったが、1895年頃から住友家によって用地買収がされ開発が始まった。1903年の第五回内国勧業博覧会の頃には、数寄屋風書院造の和館・洋館・土蔵などが、野口孫一および日高絆の設計、そして八木甚兵衛の施工で建てられた。1925年に一帯が大阪市に寄贈されてからは、この土蔵のみ当時の姿のまま保存されている。本企画により初めて本格的な一般公開を行う。
[ 所在地 ]
大阪府大阪市天王寺区茶臼山町1 天王寺公園内
JR天王寺駅、谷町線天王寺駅、徒歩5分
門
③旧黒田藩蔵屋敷長屋門
江戸時代、大阪・中之島周辺には、諸藩により蔵屋敷が設けられ、商業・流通・金融の中心地を担っていた。元禄時代頃から蔵屋敷が増加し、1916年には135邸もの蔵屋敷が数えられた。旧黒田藩(福岡藩)蔵屋敷の表門は、江戸時代中期の蔵屋敷の遺構をもつ数少ないもののひとつで、現在の中之島三井ビル付近にあった。1933年に三井社から大阪市に寄贈、現在は大阪市立美術館南側に保存されている。本企画により初めて本格的な一般公開を行う。
[ 所在地 ]
大阪府大阪市天王寺区茶臼山町1 天王寺公園内
JR天王寺駅、谷町線天王寺駅、徒歩5分
商業ビル
④あべのハルカス(17階カフェチャオプレッソ内)
2014年に全面開業された複合商業ビルで、百貨店、ホテル、美術館、オフィス、展望台などが入居している。2022年現在、日本一高いビルであり、同時に日本で唯一のスーパートールである。竹中工務店が設計全般を行い、外装監修はペリ・クラーク・ペリ・アーキテクツが行った。大阪歴史博物館、国立国際美術館とならぶ、大阪におけるシーザーペリ建築の象徴といえる。本企画では17階のカフェおよびロビーにて展示を行う。
[ 所在地 ]
大阪府大阪市阿倍野区阿倍野筋1-1−43
JR天王寺駅、谷町線天王寺駅、直結
[ 備考 ]
チャオプレッソ内のいくつかのテーブルに、カフェメニューに擬態した作品が展示してあります。じっくりと鑑賞されたい方は、カフェにてご注文いただきご覧になってください。こちらの会場では、あべのハルカスおよびチャオプレッソの開店時間が、作品展示時間となります。
寺社仏閣
⑤浄國寺(会期終了いたしました。)
1560年寂蓮社円誉上人により創建された約450年の歴史ある寺院。大阪の名所旧跡・時事・風俗などを記した『浪華百事談』に「順慶町通りより御堂筋の西を浄國寺町と呼べり」とあり、もとは西区新町、淨國寺町と呼ばれた所に在したお寺で、創建よりほどなくして現在の下寺町に移った。日本三太夫に数えられる夕霧大夫の眠るお寺としても知られ、毎年春の夕霧太夫行列には数多くの見学者が集う。
[ 所在地 ]
大阪府大阪市天王寺区下寺町1-2−36
谷町線谷町九丁目駅 徒歩7分
【備考】
浄國寺会場は、10/15土、16日の計2日間の開館となりました。ご来場いただきました皆様ありがとうございました。
EVENT
関連企画
ワークショップ
フォトめくり俊徳道
ー写真と言葉をめぐるフィールドワーク&ワークショップー
[ 日程 ]
2022年9月17日(土)10:00 – 16:00
2022年9月18日(日)13:00 – 16:30
[ 集合場所 ]
四天王寺本坊
[ 主催 ]
上町台地アートワークス実行委員会
上町台地アートプロジェクト実行委員会
【助 成】アーツサポート関西
【講 師】兼子裕代
【イベント詳細】
シンポジウム
上町台地芸術フォーラム
国際シンポジウム
[ 日程 ]
2022年10月11日(火)13:30 – 18:40
[ 会場 ]
四天王寺本坊五智光院
[ 内容 ]
第一部:「人の移動とネットワークの近未来」(清水知子、池上高志、佐久間洋司ほか)
特別公演:素浄瑠璃「上町台地に関わる摂州合邦辻のさわり」(豊竹呂太夫)
第二部:「アートの現場と人のネットワークによる都市づくり」(ヴァレリア・シュルテーフィッシュディック、アリア・スワスティカ、原久子、髙田光雄、ほか)
[ 特設サイト ]
CONTACT
お問い合わせ先
上町台地アートワークス実行委員会
TEL:06-6556-6684(平日 13:00 – 18:00)
Email:uemachiartworks@gmail.com